

投稿者のしんです。
私は、新卒で特別養護老人ホームに入社しました。
その後かれこれ10年以上、介護現場で働いています。
2年~3年で、1つの部署を異動してきました。
特別養護老人ホーム、グループホーム、ショートステイをこれまで経験し、今に至ります。
今後のキャリアとしては、「しろくま介護ナビ」を利用して、在宅施設のサービスを経験していく予定です。
日本の介護の現状と課題を、施設介護の観点から学びたいと思っております。
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介護をするうえで、「人間関係」の悩みは、必ずつきまといます。
私は、長年、介護現場で多くの失敗をしてきました。
その経験を通して、お伝えできることがあります。
こちらの記事で少し楽になると思います(^^)
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この記事では、介護施設で働く方について書いていきます。
介護現場では、ご利用者の生活の支えるため、介護職がチームとなり、
日々、ケアをしていくことが求められます。
「生活の質」という、目にみえない課題と向き合うため、
どうしても職員間の介護観の違いにより、うまくコミュニケーションがとれないこともあります。
私は介護に携わり10年以上が経過していますが、
これまでを振り返ると、働き方で失敗した経験が多くあります。
この経験を通して、みなさんにお伝えしていきます。
読んでくれているみなさんも、気づかないうちにこういう働き方になっているかも?
~もくじ~
【介護職あるある】介護施設で間違った働き方6選【気づかず当てはまっている人は多いです】

これから書いていく内容を読むと、こう思われる方が多いと思います。
- あの職員に当てはまっているな
- まさにあの職員のことだ!
そう思うのは、当然だとは思います。
本題にいく前に、最初に私からお願いしたいことがあります。
それは、少しでも「私はこんな働き方になってないかな?」と、考えて頂ける機会にしてもらいたいと思っています。
自分の働き方は、なかなか自分では分かりにくいものですからね(^^)
それでは、紹介していきます。
「残業をして働く=仕事を頑張っている」と勘違いしている
どの介護施設でも、「残業」が課題になっていると思います。
もちろん、残業をしないと業務が回らなくなったり、ご利用者に迷惑をかけてしまうともあると思います。
突発的に、ご利用者に事故が起こる場合もあります。
その場合は、どうしても「残業」というものが仕方ないものになってしまいます。
多くの職員が定時で上がりたいと思っていると思いますが、
残業をしている方の中には、
「残業をしている=仕事を頑張っている」と勘違いしている方がいます。
昔の私もそうでした。
一見、責任を持って自分の仕事に取り組んでいるように見えますが、
その行動が逆に、他の職員の邪魔をしていることもあります。
そのため、残業をする上で、注意しておいた方が良いことがあります。
- 疲れの蓄積により、効率が下がる
- 疲れの蓄積により、判断力が鈍り、事故につながる
- 他の職員の仕事の邪魔になる
- 「要領が悪い」「仕事が遅い」というイメージを持たれる
「どうしたら定時で帰ることができるのか」
この意識は、大切なことだと思います。
立場・役割の関係で仕事量が多い方へ
ベテランや管理職をされている方には、一人当たりの仕事の量が多く、
残業せざるを得ない方もいると思います。
私にも経験がありますので、気持ちはお察しします。
毎日、頭から煙が出そうになりますよね(笑)
私も、その頃いろいろ工夫していたことがありました。
- 抱えている仕事に、優先順位をつける
- 常に、頭の中で、抱えている仕事を終わらす手順を考えている
- 自分がしなくても良い仕事を、他職員に協力を依頼する
- 空いた時間(業務中、夜勤中)を有効活用する
- 残業する日、定時で帰る日を分ける
これらを考えることで、毎日の残業時間は大幅に減りはしました。
しかしこれをしても、残業は発生していたのが現実です。

「業務をただまわせば良い」と思っている
みなさんは、業務の段取りを組む時、何を意識されていますか?
業務は、ただまわせは良いというものではありません。
何も考えず、業務をまわすことだけを意識していると、
業務にご利用者のケアを合わせることになります。
これに対して「仕方がない」と言われる方がいます。
しかし、その発言をされる方の大半は、業務の段取りの方法を
知らない方だと思います。
私が業務をまわすときに、注意していること
- 全職員が残業なく帰れる
- その日の業務(入浴、行事等)がスムーズにまわる
- 全職員が余裕をもって働ける
- ご利用者にとって不快になる環境を少なくする
- 事故が起こらない人員配置
- その日の業務のまわしかたを全員に説明し共有する
これらのことを考えています。
これらは、どれが欠けてもいけません。
そのため、毎日ユニットの雰囲気をみて、まわし方が変わります。
業務の段取りを組む=職員がどう動くか
これを意識しましょう。
重要なポイント
- 職員がバタバタすると、それだけご利用者の安心できる場所を奪います。
- 「職員がどれだけ笑顔多く、余裕をもって仕事ができるか」これを意識する。
業務の回し方は、下の記事でも紹介しています。
【参考記事1】業務の段取りが下手な人の5つの特徴とは?
【参考記事2】業務のまわしかたを間違えると、人間関係が悪くなる
「相談」の工程をとばし「報告」だけする
介護施設において、業務をまわす時。
「相談」ができていない職員は、かなり多いです。
昔の私もよく先輩に怒られました(笑)
「相談」ができるようになるには、職員間のコミュニケーションが必要です。
これが上手くできないと、下記の問題が生じやすくなります。
- 業務がまわらない
- 要らないストレスを職員間で抱える
- ご利用者に事故が起こる
良いことなしです。
職員間のコミュニケーションをとる際の注意点
「〇〇しようと思うんですけど、どう思います?」
この会話をしっかりすることが本当に大切です。
この会話をせず、勝手に判断しケアをすすめると、
後々、「なに勝手なことしてるの!?」ということになります。
職員間のコミュニケーションでは、「相談」を一番に意識しましょう。
「ご利用者の反応」を待つことができない

業務が忙しくなると、どうしても業務をまわすことに意識がいきます。
そうなると、職員の動きは効率を求めるようになります。
業務を早くまわしたいと思った時は、どうしてもバタバタ動くことに意識しすぎて、
ご利用者の反応を待たずに、ケアをすすめる方がいます。
それは、逆効果です。
業務がまわってないのは、介護者の都合です。
ご利用者には、何も関係ありません。
それなのに、急に行動を急かされると、誰でも「急に何やねん」と思いますよね。
忙しい時こそ、ご利用者の反応をしっかり受け取りましょう。
自分のことしか考えていない
これは、いろいろなことに言えると思います。
職場は、自分だけじゃなく、みんなで使う共有スペースです。
次の人のことを考え仕事をする
これは、とても大切です。
- 資材が少なくなったら、補充をしてあげる
- 自分の仕事を終わりには、次の職員がスムーズに働けるよう配慮する
日々の積み重ねが、職員間の信頼にもつながっていきます。
リスクマネジメント(危険予測)ができない
実際の現場で、リスクマネジメントをすることは、とても難しいことだと思います。
リスクマネジメントは、ご利用者の言動を観察して、次やその次の動きまで予測することが必要です。
今日教わって、明日からできるようになることはありません。
これに関しては、机上で学ぶことも必要ですが、
実際の現場で多くのことを経験し、そして失敗する。
その失敗から何を学ぶのか。
ある程度の失敗経験は必要になると思っています。
事故は起きる時は、起こります。
しかし、職員側の問題で、起きなかったはずの事故を起こしてしまうこともあります。
- 転倒リスクが高いのに、放置している
- 職員間の連携不足
- 職員の日頃の「気づき」の共有不足
- 「大丈夫だろう」という根拠のない思い込み
こういった状況の改善は、職員みんなで取り組んでいかないといけません。
リスクマネジメント(危険予測)について、詳しく書いている記事もあります。
【参考】リスクマネジメント(危険予測)の基本的な考え方
おわりに
この記事では、私の経験を通して書いていきました。
介護者が、介護を楽しめる環境は、
ある意味、「介護者の自己満足をどこまで満たせるか」なのかなと感じています。
自分のしたい・してあげたい介護を、どこまでしてあげられるか。
これを満たすことができれば、介護は楽しくなる。
満たせなければ、介護がつまらなくなる。
これは事実としてあるのかなと感じています。
しかし、自分の思いに固執しすぎることで、
- 他の職員が働きにくい環境になる
- ご利用者に迷惑がかかる
このようなことにもなります。
ご利用者のための介護をするためには、
あなた自身のことも、他の職員のことも、
あなた自身が考えていく必要があると思います。
そこに役職は関係ありません(^^)
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最後まで読んで頂きありがとうございました(^^)
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