

投稿者のしんです。
私は、新卒で特別養護老人ホームに入社しました。
その後かれこれ10年以上、介護現場で働いています。
2年~3年で、1つの部署を異動してきました。
特別養護老人ホーム、グループホーム、ショートステイをこれまで経験し、今に至ります。
今後のキャリアとしては、「しろくま介護ナビ」を利用して、在宅施設のサービスを経験していく予定です。
日本の介護の現状と課題を、施設介護の観点から学びたいと思っております。
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介護をするうえで、「人間関係」の悩みは、必ずつきまといます。
私は、長年、介護現場で多くの失敗をしてきました。
その経験を通して、お伝えできることがあります。
こちらの記事で少し楽になると思います(^^)
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人間関係で悩まれている方へ
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介護に携わる方には、ぜひ読んでもらいたい本を紹介したいと思います。
「介護」といえば、食事介助や排泄介助など「介助」の部分に目がいきがちです。
しかし、本来介護というものは2つの要素の支援が必要になります。
- 身体ケア
- 精神ケア
この2つのケアをしてこそ「介護」はなりたちます。
この2つは、どちらがかけてもいけません。
「介護者が一生懸命考えるケア」本当にそれが適切なケア?

認知症になりたくてなった人はいません。
施設に入所したくて入所している人はいません。
改めてこれを言われると「そんなの当たり前だよ」と思われるかもしれませんね。
しかし、施設で働いている職員は、毎日自分達の職場に出勤します。
当たり前のようにご利用者が入所している施設に出勤します。
頭では分かっているつもりでも、毎日同じような光景を目にしていると、それが当たり前になってしまいます。
ご利用者が入所しているのが当たり前になっています。
仕事をしていると、ご利用者についていろいろと考えます。
- このご利用者にもっと喜んでもらえるには?
- どうしたら上手くいくんだろう?
- どうしたら落ち着いてもらえるんだろう?
みなさんは、日頃これらを考える時何をもとに考えていますか?
ご利用者の気持ちですか?
良い対応方法を見つけたとして、何をもってそのご利用者にとってそれが良い対応だと思っていますか?
認知症の方は、病気が進行することで自分の口で自分の思いを伝えることが難しくなります。
本人の気持ちが正確に分からないのに、なぜそれが正しいと思われているんですか?
介護者が勝手に「これが良い方法だ」と思っているだけではないですか?
とはいっても。
本人の気持ちが分かってあげられない以上、誰も「どの対応が正解なのか?」は分かりません。
対応方法を数多く試してみて、本人の反応から推測するしかありません。
一生懸命にケアを考えたところで、全てが良い結果になるとも限りません。
良い反応が返ってくるとも限りません。
「私もあんな風になるの?」認知症本人の声から考える認知症ケア

この本は、かかりたくもない認知症にかかってしまった本人のリアルの声をまとめました。
私たちにとっては何気ない1日1日。
しかし、それは認知症の方にとって、ただただ恐怖でしかありません。
昨日できていたことが、今日できなくなっている。
毎日、1日が「今日は何ができなくなっているんだろう」という感情から始まる。
他のご利用者を見て「私もあんな風になるの?」。
まるで、将来の自分の姿を見ているような光景。
こんな気持ちで「これから落ち着いて生活していこう!」というのが無理な話。
認知症が徐々に進んでいく孤独・不安な思い。
ぜひ、知ってあげて欲しいです。
介護に携わる多くの方に、読んで頂きたい内容です。

- 認知症になったその日から。
何気ない1日1日が怖い。
なりたくてなったわけじゃない。
身近な方に迷惑をかけてしまう。
みんなから「やっかい者」扱いされる。 - 認知症本人のリアルな声をまとめました。