
みなさん、こんにちは。
しんです。

介護観って一体なんだろう・・。
介護観を聞かれても、よく分からないなー・・。
こういった疑問にこたえていきます!
読者のみなさんへ
介護施設等で働いていると、「介護観」という言葉を聞いたことはないですか?
「介護観」と聞くと難しくきこえますが、実は誰でも持っているものなんです。
この記事を読んでもらえると、自分自身の介護観を理解することができ、介護をするうえでの視野が広がります。
~もくじ~
【施設介護職員むけ】介護観について理解しよう
この記事では、下記の4つの内容について書いていきたいと思います。
- 介護観とは?
- 職員間の介護観の違い
- 介護観の落とし穴
- 介護観は変わる
それでは詳しく説明していきますね。
1. 介護観とは?
介護観とは、その人の介護に対する価値観のことをいいます。
簡単にいうと「介護に対する考え方、大切にしていること」です。
介護者が大切にしていることなので、誰かから否定されるものでもないです
また、他人に強要するようなものでもありません。
自分の介護観を理解しておくことで、仕事をするうえでの目標の一つになります。
具体例
楽しい生活を提供してあげたいから、行事を企画しよう
落ち着いた生活を提供してあげたいから、居室を落ち着く空間にしよう
しんどい思いはさせたくないから、負担が少ない介助方法を考えよう 等

介護観とは、あなたが個人的に大切にしている考え方です。
2. 職員間の介護観の違い
介護観は人それぞれなので、当然あります。
頭では分かっているのに、実際は、自分の思いを伝えるのに必死で、他人の介護観をきかない人が多いように感じます。
私の経験上では、特に、施設で働く若い職員さんに多かったです。
相手の介護観を受け入れつつ、自分の介護観を伝えるのは難しいことですが、介護の仕事をしていく上では、大切なことです。
3. 介護観に固執する落とし穴
自分の介護観を大切にするのは良いことです。
しかし、自身の介護観に固執してしまうことで、デメリットもあります。
それは、介護者満足なケアになることです。
介護は本来、ご本人やご家族の要望に沿ってこそのものです。
いつのまにか介護者の自己満足のケアになってしまっていることも・・。
また、一人の職員が自分だけの介護観で暴走すると、確実にチームの仲が悪くなります。
これはリーダーシップとは違います。
介護者満足のケアにならない話し合いには、方法があります。
今後記事を書く予定にしています。
興味のある方は、そちらも合わせてご覧ください。
4. 介護観は変わる

介護観はその人の価値観ということもあり、「介護観は簡単には変わらない」という言葉をよくききます。
ほんとにそうなのでしょうか?
結論からいうと、介護観は簡単に変わります。
ではなぜ、「介護観や価値観は、簡単には変わらない」と言う人がいるのでしょうか?
その理由は下記です。
- 他の施設を知らない
- 知識が不足している
若い頃からずっと同じ職場にいると、そこの施設の考え方が全てになってしまうんですよね。
これは、転職する前の私にも当てはまります。
✓私のこれまでの経験
私は、大学を卒業後、ある特別養護老人ホームで8年働きました。
働きながら、介護福祉士をとったこともあり、認知症などの知識は、最低限はあったつもりです。
しかし
その後、同じ法人のグループホームのオープニングスタッフとして異動しました。
グループホームは認知症に特化した施設です。
そこで多くの認知症ケアを経験し、思い知らされました。
以前の施設で正しいと思っていた介護観が、いかに狭い考え方をしていたのかを。
もちろん正しい知識がついたこともあります。
環境が変わったことで、自分自身が成長したのを実感することができました。
それらの経験を通して、今の私の介護観があります。
それらの経験を通して、後輩を育成・指導することができます。
まとめ
- 介護観は、介護に携わる方みんなが持っているもの。
- 人により違うからこそ、意見が合わない場面がある。
- 自分自身が成長することで、介護観は変わる。